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製品案内

製品TOP > 当社開発製品 > カドミレス黄銅棒(Eシリーズ)

○鉛入りカドミレス材


 1.カドミウムの含有について

  カドミウムは、黄銅棒業界にとって避けられない不純物です。鉛入り黄銅の原料である亜鉛にカドミウムが 不純物として含まれています。JISの蒸留亜鉛でも、特種:0.1%以下、1種:0.4%以下、2種:0.5%以下 という規格値になっています。また、実際には再生亜鉛も使用していますので、これらの亜鉛を使用する限り、 カドミウム混合は避けられません。また、鉛入り黄銅の主原料は黄銅削りくずですが、これにも当然、カドミウ ムは含まれてきます。また、製品の JIS 規格にもカドミウムの規制はなく、現在国内に流通している鉛入り黄 銅は、カドミウム含有量が管理されていません。その値も当社で調査した範囲では30〜150ppmと、大きな幅を持った ものでした。

※カドミウム(Cadimium:原子番号48:融点320.9℃:CAS 7440-43-9:亜鉛冶金の副産物として得られる:日本産業衛生学界で 「人間に対して発がん性のある物質」と分類されている)


 2.最近の環境問題について

  最近のグローバルな環境問題、特に欧州ELV、RoHS、WEEE指令の規制が、輸出関連業界では大きな問題となっています。また国内でも、それに追随するような 動きや、対応策としてのグリーン調達も進められています。これらでは鉛入り黄銅棒材の場合、特に鉛・カドミウムが対象となり、具体的な基準のはまだ 決定していない部分もありますが、今の所100ppmまたは75ppmが有力と言われています。

※ELV(End of Life Vehicles:廃自動車指令:2003年7月以降の販売車は原則として鉛・水銀・カドミウム・六価クロムの使用を禁止)
※RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment:特定有害物質使用制限指令: 2006年7月以降に欧州市場に提供される電気・電子機器には鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB・PBDEの使用を禁止)
※WEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment:電気・電子機器廃棄物指令:廃製品のリサイクルに関する指令:2005年8月以降に欧州市場に提供される機器に適用)
※グリーン調達(製造に使用する材料などを調達する場合、環境に関する活動を行なっている供給者から、環境に配慮されたものを優先的に調達する)

 3.対応方法

  現在、有力とされている 100ppmまたは75ppm以下をクリアし、保証した製品を作るためには、使用 原材料の厳選(電気亜鉛使用、黄銅削りくずの管理。使用量削減)、カドミウム含有量の常時測定(原 材料・製品をICP発光分析装置などで分析)、完全な工程内ロット管理を行なわなければなりません。 当社は、鉛レス黄銅HMシリーズに続き、従来の鉛入りJIS品についてもカドミレス対応を可能としました。

 4.当社のカドミレス材

Eシリーズ:鉛入りカドミレス:JIS H 3250の快削黄銅棒及び鍛造用黄銅棒で前述の管理を実現したものです。
a)カドミレス含有量は、75ppm未満を保証します。 ICP発光分析装置使用。
b)使用原料には、カドミウム含有量の高いものは使用しません。
c)鋳造は、大型の鋳造炉で行ない、偏析などのバラツキを防ぎます
d)化学組成のねらい値は、従来の当社種類のねらい値を踏襲しています。
e)材料特性・機械的性質については、カドミウム含有量だけを下げたものですので、差はありません。
f)切削加工及び熱間鍛造加工などの使い勝手も、まったく同じです。従来の当社種類でご指定願います。
g)製造工程(形状・寸法)等も、従来と同じです。
h)製品の識別色は"紫"(棒片端面 紫 と 紫 縄)で、一般材と明確に区別しています。

種 類 JIS記号 当社記号 ベース種 カドミウム保証値
快削黄銅 C3604 4KE 4K 75ppm未満
4SE 4S
C3602 4HE 4H
4JE 4J
鍛造用黄銅 C3771 4RE 4R
ニップル用 C3501 4NE 4N
高力黄銅 C6782 コAE コA
ネーバル黄銅 C4641 ネBE ネB
耐脱亜鉛切削 - HC-10E HC-10
耐脱亜鉛鍛造 - HC-20E HC-20
耐摩耗 - HB-71E HB-71
 

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